スタバ、ネスプレッソで浸透
イタリア・ミラノ発祥、コーヒーの深入り豆を蒸気圧で煮出したエスプレッソ。スターバックスの進出や「ネスプレッソ」ブランドのカプセル式コーヒメーカーの登場で国内でも一気に浸透しました。実際このマシンならほんの1分程度で淹れたてのエスプレッソが味わえる、ということで、我が家でも毎日お世話に。
覚醒作用だけでない効能
コーヒーにはカフェインが含まれ、覚醒作用があることはよく知られていますが、 カフェインには他にも、体脂肪燃焼、気管支拡張、心筋活性化などの効果があるそうです。蒸気圧をかけるエスプレッソでは、カフェインも抽出されやすく、これらの効能も凝縮されそうです。また、コーヒーの香りの成分にはリラックス効果もあり、落ち着いたカフェでゆったり過ごすのはリフレッシュにもってこいと言えそうです。
コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)には、抗酸化作用がありますが、こちらは熱に弱く、深入り豆から抽出するエスプレッソではあまり期待できないようです。
社会的効用
スターバックスの出店は、国内のコーヒーショップ文化を一変させました。
ドトールに代表される安旨コーヒーショップが席巻していて、サラリーマンの息抜きの場のイメージが強かった業界。そこに高感度な客層に訴えるブランドイメージを持ち込んで、新しいコーヒーショップ文化を拡げました。
おしゃれで落ち着いた空間に全面禁煙を取り入れた店舗は、女性一人客でも寛いで過ごすことができるようになり、テレワークの会社員や起業家、学生の自習など、自宅ともオフィスや図書館とも違う新しいスペースを作り出しました。
そこから世の中に影響を与える発想が生まれるとしたら。現代の夢のゆりかごなのかもしれません。